【症例紹介】50代男性|ゴルフや左手首をひねると小指側が痛い|TFCC損傷が疑われる手首痛への施術例

こんにちは!
名古屋市東区の整体「UNITYボディコンディショニング」の山崎です。
今回は、実際にご来院いただいたお客様の症例をご紹介します。
症状や経過には個人差がありますが、同じようなお悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。
はじめに
今回ご相談いただいたのは、お仕事をされながら、趣味でゴルフを楽しまれている50代男性です。
手首の小指側に痛みがあり、特にゴルフのスイングやクラブを握った状態で左手首をひねる動作で症状が気になる状態でした。
日常生活でも、
「ペットボトルの蓋を開ける」
「ドアノブを回す」
「物を持ったまま手首をひねる」
といった動作で、小指側に痛みを感じることがありました。
手首の小指側には、**TFCC(三角線維軟骨複合体)**をはじめ、筋肉や腱、靱帯、関節などさまざまな組織があります。
そのため、
「手首の小指側が痛い=TFCCだけが原因」
と最初から決めつけることはできません。
今回は、痛みを感じている場所だけでなく、どのような動作で症状が出るのか、手首や前腕がどのように動いているのかまで確認しました。
ご相談時のお悩み
ご相談者最近、左手首の小指側が痛くて、ゴルフをすると特に気になるんです。
普段も物を持ったり、手首をひねったりすると痛むことがあります。



手首のどのあたりが一番痛みますか?
また、ゴルフではどのタイミングで特に気になりますか?



小指側の少し奥の方です。
特にインパクトの時やクラブを握った時などに痛みます。



普段の生活では、ペットボトルの蓋を開けたり、ドアノブを回したりする時はいかがですか?



そういうひねる動作でも痛いです。
あとは手をついた時や重い物を持った時なども気になります。



それはお辛いですね。
手首の小指側にはTFCCを含め、いくつか症状に関係する可能性のある組織があります。
今回は痛む場所だけでなく、手首や前腕をひねる動きも一緒に確認していきますね。



手首が痛くても、前腕まで関係することがあるんですか?



そうですね。
手のひらを上に向けたり下に向けたりする動きは、手首だけではなく前腕全体で起こっています。
実際に痛みが出る動作を確認しながら、どこが関係している可能性があるのかを考えていきます。



分かりました。できれば仕事中の痛みを気にせず、ゴルフも続けたいです。



分かりました。
お仕事もゴルフも、できるだけ痛みを気にせず続けたいですよね。
まずは症状が出る動きや手首・前腕の状態を一つずつ確認していきますね。
このようなお話を伺ったうえで、痛みを感じている手首の小指側だけでなく、実際に症状が出る動作や手関節の動き、前腕をひねる動きなどを確認しました。
また、ゴルフではクラブを握った状態で手首や前腕を繰り返し使うため、痛む場所だけに原因を決めつけず、手首から前腕にかけての状態も確認していきました。
評価から考えられたこと
実際に手首や前腕を動かしていただき、どの動作で、どの場所に痛みが出るのかを確認しました。
今回の評価では、
・右手首の小指側、特に尺骨小窩周辺に圧痛がみられる
・物を握った状態で手首をひねると痛みが出る
・前腕を回外する動きで左右差がみられる
・クラブを握るように力を入れると手首小指側に違和感が出る
・手をついて体重をかける動作でも症状がみられる
・DRUJ(遠位橈尺関節)には明らかな強い不安定性はみられない
といった特徴がありました。
特に注目したのが、手首だけを動かした時ではなく、前腕をひねった時にも症状が変化することです。
手のひらを上に向ける「回外」と、下に向ける「回内」は、手首だけではなく前腕全体で起こります。
そのため今回は、TFCC周辺だけではなく、ECU(尺側手根伸筋)や回外筋など、前腕の回旋や手首の安定性に関係する筋肉の状態も確認しました。
ただし、一つの検査や痛みの場所だけから、
「TFCC損傷が原因です」
と断定することはできません。
症状が出た経緯や動作、手首の安定性、前腕の動きなどを合わせて考えていきます。
TFCCとはどのような組織なのか、なぜ手首の痛みでも前腕の動きまで確認するのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
TFCCとはどのような組織なのか、なぜ手首の痛みでも前腕の動きまで確認するのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています→
今回行った施術
今回は、痛みを感じている手首の小指側だけを強く刺激するのではなく、評価で確認した手首の安定性や前腕の回旋運動をもとに、手首から前腕にかけて施術を行いました。
まず、痛みを強く誘発しない範囲で、前腕の回内・回外の動きを確認しました。
そのうえで、
・手関節周囲の軟部組織
・ECU(尺側手根伸筋)周囲
・回外筋を含む前腕の回旋に関係する筋群
・手首から前腕にかけての動き
へアプローチしました。
TFCCそのものを強く刺激するのではなく、前腕がスムーズに回旋できることと、手首周囲が安定して力を受け止められることを意識して施術を進めています。
施術後は、痛みのない範囲で前腕の回内・回外や軽く握る動作を行い、手首と前腕を自分でコントロールできるように動きを確認しました。
TFCC損傷に対する保存的なリハビリテーションでも、状態に合わせて筋力や固有感覚を段階的に回復させていくことが重要とされています。
そのため、施術だけで終わらせるのではなく、
「動かす → 支える → 実際の動作へ戻す」
という流れを意識して進めました。
今回の方はゴルフを続けたいというご希望があるため、最終的にはクラブを握る、前腕を回す、スイングするといった実際の動作でも状態を確認していきます。
施術後の変化
施術後には、施術前に症状が出ていた前腕をひねる動作や、クラブを握るような動作をもう一度確認しました。



さっきより手首をひねりやすいです。小指側の痛みも少し軽くなった感じがします。



動かしやすさと痛みに変化が出てきましたね。
ただ、ゴルフでは実際のスイングやインパクトで繰り返し負荷がかかるので、今後は仕事中やゴルフのあとに症状がどう変わるかも一緒に確認していきましょう。
同じようなお悩みの方へ
手首の小指側の痛みには、TFCCだけではなく、周囲の筋肉や腱、靱帯、関節などさまざまな組織が関係することがあります。
特に、
「ゴルフをすると手首の小指側が痛い」
「クラブを握ったりスイングすると痛む」
「ペットボトルの蓋を開けると痛い」
「ドアノブや鍵を回すと痛い」
「物を握った状態で手首をひねると痛い」
「手をつくと小指側に痛みが出る」
といった症状がある場合には、痛みを感じている場所だけを見るのではなく、
どのような動きで症状が出て、その時に手首や前腕がどのように動いているのか
を確認することが大切です。
UNITYボディコンディショニングでは、問診や動作確認を行い、最初から痛む場所だけに原因を決めつけず、症状との関係が考えられる部分を一つずつ確認していきます。
「手首の小指側の痛みがなかなか良くならない」
「手首を気にせずゴルフを楽しみたい」
「仕事や日常生活でも手首の痛みが気になる」
このようなお悩みが続いている方は、お気軽にご相談ください。









