【症例紹介】50代男性|足底筋膜炎が疑われる足裏の痛みに筋膜リリースを行った一例

こんにちは!
名古屋市東区の整体「UNITYボディコンディショニング」の山崎です。
今回は、実際にご来院いただいたお客様の症例をご紹介します。
症状や経過には個人差がありますが、同じようなお悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。
はじめに
今回ご相談いただいたのは、営業のお仕事をされており、趣味でゴルフを楽しまれている50代男性です。
[歩くとき/立ち上がって歩き始めるとき/長時間立ったあと]に足裏の痛みを感じており、症状の特徴から足底筋膜炎が疑われる状態でした。
足底部に痛みがあると、痛む場所だけに原因があるように感じるかもしれません。
しかし、歩くときには足裏だけでなく、足首やふくらはぎ、足部から下腿につながる筋肉や筋膜などが連動しています。
そのため今回は、痛みを感じている場所だけでなく、痛みが出る動作や足首の動き、体重のかかり方、足部から腰部にかけての組織の状態も確認しました。
評価をもとに、症状との関係が考えられた部分へ筋膜リリースを行ったところ、施術前後で足底部の痛みに変化がみられました。
ここからは、ご相談者とのやり取りを交えながら、評価から考えられたことや今回行った施術についてお伝えします。
ご相談時のお悩み
ご相談者最近、足の裏が痛くて、歩くたびに気になるんです。
そのうち良くなると思っていたのですが、なかなか痛みが取れなくて……。



足裏のどのあたりが痛みますか?
また、どのようなときに特に気になりますか?



[かかとに近い部分/土踏まずの部分]です。
特に[朝の歩き始め/長く歩いたあと]に痛みを感じます。



お仕事や趣味で、歩いたり立ったりすることは多いですか?



営業の仕事をしているので、歩く機会は多いです。
趣味でゴルフもしていて、最近は足の痛みが気になっています。



仕事やゴルフで足を使うたびに痛むと不安になりますよね。
今回は足裏だけでなく、足首や股関節の状態も確認していきます。



足裏の痛みに、股関節も関係することがあるんですか?



はい。ただ、最初から原因を決めつけることはできません。
実際の動きや身体の状態を確認し、施術前後の変化も見ながら考えていきますね。



分かりました。できれば仕事中の痛みを気にせず、ゴルフも続けたいです。



分かりました。
最後に、これまでに大きなけがや手術、長い期間固定していた経験はありますか?
また、現在治療中の病気や持病などがあれば教えてください。



学生時代に右足首を骨折して、1か月ほど固定していたことがあります。
現在治療中の病気は特にありません。



ありがとうございます。
過去のけがや固定の影響が残っていないか、現在の足首の動きや周囲の状態も確認していきますね。
このようなお話を伺ったうえで、痛みを感じている足底部だけでなく、立ったときの体重のかかり方や歩行、足関節・股関節の動き、下腿から足部にかけての組織の状態を確認しました。
また、学生時代の右足関節骨折と約1か月間の固定歴も踏まえ、現在の足関節の動きに左右差が残っていないかを確認していきました。
評価から考えられたこと
お話を伺ったあと、実際に歩いていただき、足底部のどの場所に、どのタイミングで痛みが出るのかを確認しました。
症状の場所や出方から足底筋膜炎が疑われましたが、足裏だけに問題があると決めつけず、足関節の動きや体重のかかり方、下腿から足部にかけての組織の状態も確認しました。
歩くときには、足裏だけでなく、足関節や膝関節、股関節などが連動しています。
そのため、足関節の動きが低下していたり、下腿から足部にかけての組織が滑らかに動きにくくなっていたりすると、足底部に負担が集中する可能性があります。
また、今回のご相談者には、学生時代に右足関節を骨折し、約1か月間固定していた既往がありました。
筋膜はいくつかの層が重なり、それぞれが滑りながら動くことで身体の動きに対応しています。
筋膜の層と層の間には、滑りを助けるヒアルロン酸を含む組織がありますが、外傷や不動、繰り返しの負担などによってその状態が変化すると、筋膜同士の滑走性が低下する可能性があると考えられています。
損傷・不動・過用に伴うヒアルロン酸の高密度化や粘性の増大が、深筋膜の滑走性低下につながる流れが示されています。


もちろん、学生時代の骨折や固定が、今回の足底部痛の直接的な原因だと断定することはできません。
しかし、現在の足関節の動きや周囲の組織を確認したところ、[実際に確認された動きの制限や左右差、組織の硬さなど]がみられました。
そのため、過去の外傷や固定期間も、現在の足の使い方や組織の状態に関係している可能性のある要素の一つとして考えました。
これらの評価から、痛みを感じている足底部だけでなく、右足関節から下腿にかけての組織にも着目し、施術を行うことにしました。
今回行った施術
今回は、痛みを感じている足底部だけを強く押すのではなく、動作や触診によって症状との関係が考えられた、右足関節から股関節にかけての筋膜へ施術を行いました。
筋膜は一枚の膜ではなく、複数の層が重なっています。
それぞれの層が滑らかに動くことで、歩行や足首の動きに対応しています。層と層の間には、滑りを助けるヒアルロン酸を含む組織が存在します。
しかし、外傷や固定による不動、同じ動作の繰り返しなどによって周囲の組織の状態が変化すると、筋膜同士が滑らかに動きにくくなる可能性があります。
今回のご相談者には、学生時代に右足関節を骨折し、約1か月間固定していた既往がありました。
もちろん、過去の固定が今回の痛みの直接的な原因だと断定することはできません。
ただ、現在の動きや触診による反応も踏まえ、過去の外傷や不動も、右足関節周囲の組織の状態に関係している可能性のある要素の一つとして考えました。
施術では、評価によって選択した部分に対して、手で適切な圧と摩擦刺激を加えました。
これは、筋膜を力任せに剥がしたり、硬い組織を壊したりするものではありません。
圧と摩擦を加えることで局所に温度変化を起こし、筋膜の層の間にある組織が滑らかに動きやすい状態を目指します。資料でも、圧・摩擦・時間による温度上昇が、筋膜の層間にある結合組織の状態へ働きかける可能性が示されています。
施術後には、施術前と同じように歩いていただき、足底部の痛みや足の着き方にどのような変化があるかを確認しました。
施術後の変化
施術後には、施術前と同じように歩いていただき、足底部の痛みや足の着き方を確認しました。



先ほどより足裏の痛みが軽くなり、歩きやすくなった感じがします。



痛みが軽くなって、歩きやすさも出てきましたね。まずは変化がみられて良かったです。
今後は、仕事中やゴルフのあとに痛みがどう変わるかも、一緒に確認していきましょう。
同じようなお悩みの方へ
足底部の痛みには、痛む場所だけでなく、足関節の動きや体重のかかり方、過去のけが、仕事や日常生活での身体の使い方などが関係していることがあります。
そのため、足裏だけを強く揉むのではなく、どのような動作で痛みが出るのかを確認し、その方の状態に合わせて施術を行うことが大切です。
UNITYボディコンディショニングでは、問診や動作の確認を行い、これまでのけがや生活背景も踏まえて身体の状態をみていきます。
「歩くたびに足裏が気になる」
「仕事や日常生活に支障を感じている」
「痛みを気にせず、外出や運動を続けたい」
このようなお悩みが続いている方は、お気軽にご相談ください。


