歩いていると腰が痛い人に多い身体の特徴

こんにちは!
UNITYボディコンディショニングの山崎です!
名古屋市東区芳野・森下駅近くで、
不調や痛みの改善を目指した
ボディコンディショニングサロンを運営しています。
はじめに
「歩いていると腰が痛くなる」
「買い物や散歩で腰がつらい」
「立っているとだんだん腰が重くなる」
このような症状は、
臨床でも非常に多くみられます。
実際には、
“腰だけ”が原因ではなく、
- お尻の筋肉
- 股関節
- 骨盤
- 歩き方
- 体幹機能
などが関係しているケースも少なくありません。
今回は、
歩行時に腰痛が起こりやすい身体の特徴について、
歩行運動学や解剖学の視点から解説します。
歩行では「片脚で支える時間」が繰り返されています
歩行は、
単純に足を前へ出しているだけではありません。
実際には、
歩行周期の約60%は立脚期
と呼ばれる、
足が地面へ接地している時間になります。
さらにその中では、
片脚で身体を支える時間
が繰り返し存在しています。
つまり歩行では、
- 骨盤
- 股関節
- 体幹
が協調しながら、
片脚で身体を安定させ続けています。
この安定性が低下すると、
腰へ負担が集中しやすくなる場合があります。

中殿筋の働きが低下すると骨盤が不安定になることもあります
歩行時、
特に重要になる筋肉の一つが、
「中殿筋」
です。
中殿筋は、
片脚支持時に骨盤が左右へ大きく崩れないよう安定化へ関与しています。
しかし、
- 長時間座位
- 運動不足
- 股関節機能低下
などが続くことで、
中殿筋の働きが低下
しているケースもあります。
すると、
- 骨盤が左右へ揺れる
- 体幹が横へ傾く
- 腰部筋の過剰緊張
などが起こりやすくなります。
その結果、
歩行時に腰へストレスが集中しやすくなる場合があります。

股関節がうまく伸びないことで腰が反りやすくなることもあります
歩行では、
脚を後ろへ送る際に、
「股関節伸展」
が必要になります。
しかし、
- 長時間座位
- 股関節前面の硬さ
- 腸腰筋短縮
などによって、
股関節が十分に伸びなくなるケースもあります。
その場合、
不足した動きを腰椎で代償
することがあります。
つまり、
- 腰を反って脚を後ろへ出す
- 腰椎過伸展
- 腰部圧縮ストレス増加
などが起こりやすくなります。
特に、
- 長時間歩くと痛い
- 立ち続けると痛い
方では、
このパターンがみられることもあります。
歩幅が小さくなっているケースもあります
歩行時の腰痛がある方では、
- 歩幅低下
- 骨盤回旋低下
- 体幹回旋低下
などがみられる場合があります。
本来歩行では、
- 胸郭
- 骨盤
- 股関節
が連動しながら動いています。
しかし、
- 身体の硬さ
- 痛み
- 筋機能低下
などによって動きが減少すると、
腰部だけで頑張る歩行
になりやすくなる場合があります。
「腰だけ」をみても改善しないことがあります
歩行時の腰痛では、
- 腰部
- 椎間関節
- 筋肉
だけではなく、
- 股関節
- 殿筋群
- 骨盤
- 体幹機能
- 歩行パターン
なども非常に重要になります。
実際には、
“腰だけ”ではなく、
歩行全体を評価していくこと
が大切になります。
まとめ
「歩いていると腰が痛い」
という症状でも、
- 中殿筋
- 骨盤安定性
- 片脚支持
- 股関節伸展
- 歩幅
- 体幹機能
など、
さまざまな要因が関係している場合があります。
特に歩行では、
腰だけではなく、
股関節やお尻の機能も重要
になります。
そのため、
身体全体のつながりをみながら評価していくことが大切です。
股関節と腰痛の関係についてはこちらの記事でも解説しています。
樋口貴広・建内宏重 著
『姿勢と歩行 協調からひも解く』
三輪書店千葉慎一 著
『運動のつながりから導く 姿勢と歩行の理学療法』
文光堂畠中泰彦 著
『臨床に役立つ歩行運動学』
運動と医学の出版社

