腰痛と姿勢は関係しているのでしょうか?

こんにちは!
UNITYボディコンディショニングの山崎です!
名古屋市東区芳野・森下駅近くで、
不調や痛みの改善を目指した
ボディコンディショニングサロンを運営しています。
はじめに
「反り腰だから腰が痛い」
「猫背だから腰痛になる」
このような話を聞いたことがある方も多いと思います。
実際、臨床でも姿勢と腰痛には一定の関連がみられることがあります。
しかし一方で、
猫背でも痛くない方
反り腰でも症状がない方
も多く存在しています。
つまり、
“姿勢が悪いから痛い”
と単純に決まるわけではありません。
今回は、
姿勢と腰痛の関係について、
解剖学
運動学
マッスルインバランス
運動制御
などの視点から解説します。
姿勢は「結果」として現れていることがあります
姿勢は単純に、
「骨がズレている」
だけではありません。
実際には、
筋活動バランス
呼吸
重心制御
感覚入力
運動戦略
など、
さまざまな要素が関係しています。
例えば、
長時間座位
運動不足
過去のケガ
ストレス
呼吸パターン
などによって、
身体は少しずつ“使いやすい姿勢”へ適応していきます。
つまり姿勢は、
身体が現在どのような戦略で動いているか
を反映している場合があります。

同じ姿勢が続くことで筋活動バランスが変化することがあります
長時間同じ姿勢が続くと、
特定の筋肉へ負担が集中しやすくなります。
例えば、
座位姿勢が長い方では、
腸腰筋
脊柱起立筋
大腿筋膜張筋
などが過活動となり、
腹筋群
大殿筋
中殿筋
などの働きが低下するケースがあります。
これは、
「マッスルインバランス」
と呼ばれる考え方の一つです。
特にJandaアプローチでは、
筋の過活動
筋の機能低下
運動パターン変化
が慢性疼痛へ関与する可能性が示されています。

反り腰だけが悪いわけではありません
腰痛の方では、
骨盤前傾
腰椎前弯増加
肋骨挙上
などがみられることがあります。
しかし重要なのは、
「反り腰という形」
そのものではなく、
どの組織へ負担が集中しているかです。
例えば、
股関節伸展制限
胸郭可動性低下
腹圧低下
などがある場合、
不足した動きを腰椎で代償
することがあります。
その結果、
椎間関節
腰部筋群
胸腰筋膜
などへストレスが集中しやすくなる場合があります。

呼吸や体幹機能も姿勢へ関係しています
近年では、
横隔膜
腹横筋
多裂筋
骨盤底筋
などの体幹安定機構と、
姿勢・腰痛との関連も注目されています。
呼吸が浅くなることで、
胸郭可動性低下
腹圧低下
腰部筋過活動
などが起こりやすくなるケースもあります。
そのため、
姿勢をみる際には、
「骨格だけ」
ではなく、
呼吸
感覚入力
筋活動
運動パターン
まで含めて考えていくことが大切になります。
「良い姿勢」を無理に作り続けることが負担になることもあります
「背筋を伸ばさなければ」
と意識しすぎることで、
胸腰部過緊張
呼吸制限
体幹固定
などが起こる場合もあります。
実際には、
常に完璧な姿勢
を維持することより、
身体が自然に動けること
の方が重要な場合もあります。
そのため臨床では、
姿勢そのものだけではなく、
どのように動いているか
どこで代償しているか
を評価していくことが重要になります。
まとめ
腰痛と姿勢には、
一定の関連がみられることがあります。
しかし、
「姿勢が悪いから痛い」
と単純に決まるわけではありません。
実際には、
筋活動バランス
呼吸
股関節機能
体幹安定性
運動パターン
など、
さまざまな要素が関係しています。
そのため、
“姿勢だけ”を見るのではなく、
身体全体の使い方をみていくこと
が大切になります。
呼吸と腰痛の関係についてはこちらの記事でも解説しています。
Phil Page, Clare C. Frank, Robert Lardner 著
『ヤンダアプローチ マッスルインバランスに対する評価と治療』
三輪書店Vladimir Janda
“Muscle Function Testing”Shirley Sahrmann
『Diagnosis and Treatment of Movement Impairment Syndromes』

