首肩がずっと緊張する理由

こんにちは!
UNITYボディコンディショニングの山崎です!
名古屋市東区芳野・森下駅近くで、
不調や痛みの改善を目指した
ボディコンディショニングサロンを運営しています。
「肩の力を抜いてください」
そう言われても、
なかなか力が抜けない方がいます。
首肩の緊張は、
単純に筋肉が硬いだけではなく、
身体がバランスを保つために、
無意識に首肩を使い続けている
という場合があります。首肩は“頭を安定させる”ために働いています
私たちの身体は、
立っているだけでも常にバランスを取っています。
その中でも首は、
頭の位置を安定させるために重要な場所です。
耳の奥には「前庭」という平衡感覚の器官があり、
頭の傾きや動きを感知しています。
前庭からの情報は、
眼球運動や姿勢制御に関わり、
身体が倒れないように調整しています。
つまり首肩は、
ただ頭を支えているだけではなく、
視線を安定させたり、
姿勢を保つためにも働いています。
前庭脊髄反射と首肩の緊張
前庭からの情報は、
脳幹を介して脊髄へ伝わります。
この経路のひとつに、
前庭脊髄路があります。
前庭脊髄路には大きく、
・内側前庭脊髄路
・外側前庭脊髄路
があります。
内側前庭脊髄路は、
主に頸部の筋肉へ関わり、
頭や首の位置を安定させる働きがあります。
一方で外側前庭脊髄路は、
体幹や下肢の伸筋群に関わり、
立位姿勢や重力に対する身体の支えに関係します。
つまり、
首だけでなく、
足元や体幹の安定性も、
首肩の緊張と関係している可能性があります。

小脳はバランスを微調整しています
前庭からの情報は、
小脳とも深く関係しています。
小脳は、
運動を滑らかにしたり、
姿勢やバランスを微調整する働きを持っています。
特に前庭小脳は、
・眼球運動
・姿勢の安定
・前庭反射の調整
に関わるとされています。
そのため、
視覚・前庭・小脳の働きがうまく協調しないと、
身体は不安定さを補うために、
首肩を緊張させて安定を作ろうとする場合があります。

“力が抜けない”のは身体の防御反応かもしれません
首肩が常に緊張している方は、
筋肉が悪い
というよりも、
身体が緊張によって安定を作っている
可能性があります。
例えば、
・視線が安定しにくい
・足元の感覚が弱い
・呼吸が浅い
・姿勢が崩れやすい
・めまいやふらつきがある
このような状態では、
身体は無意識に首肩を固めて、
バランスを取ろうとします。
そのため、
マッサージで一時的に緩んでも、
身体がまだ不安定だと感じている場合、
また首肩に力が入りやすくなります。
当サロンで大切にしていること
首肩の不調がある場合でも、
硬い筋肉だけを見るのではなく、
・視線の安定
・前庭機能
・足元の感覚
・姿勢制御
・呼吸
・体幹や下肢の安定性
なども含めて、
身体全体のつながりをみることを大切にしています。
首肩がずっと緊張する背景には、
首だけではなく、
身体全体のバランス戦略が関係しているかもしれません。
視覚についてはこちらの記事でも解説しています。
【参考書籍】
『前庭リハビリテーション』
浅井友詞・中山明峰 編著

