オステオパシーって何だろう?|15年前の一冊から、クラシカルオステオパシーを学ぶまで

こんにちは!

UNITYボディコンディショニングの山崎です!

名古屋市東区芳野・森下駅近くで、
不調や痛みの改善を目指した
ボディコンディショニングサロンを運営しています。

目次

はじめに

7月4日・5日の2日間、東京でクラシカルオステオパシーのセミナーを受講してきました。

今回のセミナーは約半年間にわたって行われるもので、今回はその第1回目になります。

オステオパシーについては、今回とは別のセミナーですが、2年ほど前にも1年間毎月1回、大阪まで学びに行っていた時期があります。

これまで書籍を読んだり、セミナーを受講したりしながら学んできましたが、自分の中にはずっと、

「結局、オステオパシーって何なのだろう?」

という疑問が残っていました。

今回、クラシカルオステオパシーの歴史や哲学、原則に触れたことで、その疑問が少し整理されたように感じています。

今回は、僕がオステオパシーに興味を持ったきっかけから、今回学んだ内容、そしてUNITYという名前に込めた思いとのつながりについて書いてみたいと思います。

オステオパシーに興味を持ったきっかけ

僕が初めてオステオパシーという言葉を知ったのは、今から15年ほど前です。

たまたま立ち寄った書店で、オステオパシー医師ロバート・C・フルフォード博士の著書

『命のかがやき』

という本を見つけました。

本の帯には、吉本ばななさんの推薦コメントが書かれていました。

当時の僕は吉本ばななさんのことをまったく知らなかったのですが、なぜか気になって手に取ったことを覚えています(笑)。

そして何より、

「オステオパシー」

という言葉の響きが、うわぁ〜!すごくかっこいい!と単純に思いました😎

最初は、そのような理由も大きかったと思います!

その頃は、目に見える身体の構造だけではなく、

「人間とは何なのか」

「命とは何なのか

といったことにも興味を持っていた時期でした。

そのため、『命のかがやき』というタイトルにも自然と惹かれたのだと思います。

頭の片隅に残り続けていたオステオパシー

それから数年後、僕は柔道整復師の資格を取得しました。

資格を取得してからは、整形外科や接骨院で働きながら、解剖学や外傷、スポーツ障害、身体の動き、バイオメカニクスなどを勉強してきました。

目の前の患者さんに必要だと思うことを、その都度一つずつ学んできたつもりです。

その中でも、頭の片隅にはずっと、

「いつかオステオパシーをしっかり勉強してみたい」

という思いがありました。

ただ、そう思いながらも月日だけが経過し、実際に学び始めるまでにはかなりの時間がかかりました。

そして2年ほど前から、改めてオステオパシーを学んでみようと思い、発売されている関連書籍をかなり購入しました。

自分なりには、かなり読み漁ったと思います。

しかし、読めば読むほど、

「結局、オステオパシーって何なのだろう?」

という疑問が深くなっていきました。

関節を動かす方法、筋膜へのアプローチ、内臓や頭蓋に対する考え方など、さまざまな技術があります。

それぞれの技術については少しずつ分かってきても、それらをつなぐオステオパシーの中心にある考え方が、自分の中でうまく整理できていませんでした。

第1回目のセミナーで少し見えてきたもの

今回、クラシカルオステオパシーのセミナーを受講し、これまで抱いていた疑問が少し整理されたように感じました。

もちろん、約半年間続くセミナーの第1回目を受講した段階で、オステオパシーのすべてを理解できたわけではありません。

ただ、これまで個別に見ていたさまざまな技術の背景には、オステオパシーとして大切にされてきた哲学や原則があることを学びました。

A.T.スティルの言葉として、

「オステオパシーは哲学であり、科学であり、技術である」

と記載されています。

「哲学」には、健康時および病気時の身体の構造と機能の調和の概念が含まれます。

「科学」には、健康時及び病気の予防、治療、緩和に関係する化学、物理学、生物学が含まれます。

そして「技術」とは、オステオパシー医学のすべての分野、専門におけるオステオパシー哲学および科学の応用であるとされています。

これまでの私は、オステオパシーを理解しようとしながら、どうしても一つひとつの手技や方法に目が向いていました。

しかし、今回のセミナーを通して、

「どの技術を使うのか」

ということだけではなく、

「どのような考え方をもとに身体を捉えるのか」

という部分が、とても大切なのだと感じました。

オステオパシーの4つの原則

オステオパシーには、基本となる4つの原則があります。

1.体は1つのユニットである。ひとりの人間とは、身体、心及び精神の単位である。

2.身体は自己調節、自己治癒、健康維持能力を持つ。

3.構造と機能は相互に関与し合っている。

4.合理的な治療は、身体の調和、自己調節、および構造と機能の交互関係の基礎的原理に基づいている。

この中でも、今回特に印象に残ったのが、

「体は1つのユニットである」

という原則です。

「体は1つのユニットである」という考え方

個々の人間には、身体、心、精神が一体となって表現されていると説明されています。

また、解剖学的システム、生理学的システム、そして心理社会的システムが幾重にも関与し合う相互依存性機能を通して、個人は調節され、調整され、統合されているとされています。

解剖学的には、すべての身体構造が結合組織、あるいは筋膜によって包まれており、それぞれの構造は接触し合い、力学的に相互依存しています。

生理学的にも、神経系や循環系によって、さまざまな身体システム間の連絡や相互作用が可能になると説明されています。

今回この内容を学びながら、これまで整形外科や接骨院で多くの方の身体をみてきた中で、自分自身が感じてきたこととも重なる部分があると思いました。

私が「身体は一つ」と感じる場面

例えば、肩に痛みがある方でも、肩だけではなく、背骨や肋骨、呼吸、骨盤や下半身の使い方を確認することがあります。

膝に痛みがある方でも、股関節や足首、歩き方などが関係していることがあります。

もちろん、痛みのある場所を丁寧に確認することは大切です。

ただ、その場所だけを見るのではなく、

「なぜ、そこに負担が集まったのか」

「他の部分との関係はどうなっているのか」

「仕事やスポーツでは、どのような身体の使い方をしているのか」

というところまで考えることで、初めて見えてくることがあります。

これは、これまでの臨床経験の中で僕自身が感じてきたことです。

今回、「体は1つのユニットである」という原則を学び、自分がこれまで大切にしてきた身体の見方と重なる部分があると感じました。

身体が持つ自己調節、自己治癒、健康維持能力

二つ目の原則には、

「身体は自己調節、自己治癒、健康維持能力を持つ」

とあります。

人間という生物体は生まれつき自己調節能力を持ち、最適条件では、身体、心、精神はできうる限り健康を維持し、治癒するように働くと説明されています。

また、この原則には、ホメオスタシス調節、自然治癒力、正しい循環、良質な栄養、健康的な心理・精神生活などの考え方が含まれています。

資料の中にも、

「健全はオステオパスが与えるものではない」

という言葉も記載されていました。

この言葉も、今回とても印象に残りました。

施術者が健康を一方的に与えるのではなく、もともと人の身体に備わっている働きを考えること。

私自身は、今回そのように受け止めました。

まだ第1回目を受講した段階なので、これからさらに学びを深めながら、この原則についても考え続けていきたいと思います。

オステオパシーの哲学と「UNITY」

今回学んだ、

「体は1つのユニットである」

という原則は、私のサロン名である「UNITY」と重なる部分がありました。

UNITYには、

「統一」

「一体性」

「つながり」

といった意味があります。

サロン名を決めた時から、身体を一つの部位だけで考えるのではなく、全体のつながりを大切にしたいという思いがありました。

筋肉、関節、筋膜、神経、血管、呼吸。

それぞれに異なる役割がありますが、すべて一人の人間の身体を構成しているものです。

また私は、身体の状態だけではなく、仕事、生活習慣、睡眠、運動、過去のケガ、現在置かれている環境なども含めて、その方をみていくことが大切だと考えています。

そして、痛みを軽減することだけではなく、

「またスポーツや趣味を楽しみたい」

「仕事を不安なく続けたい」

「旅行に行きたい」

「これからも自分の足で歩きたい」

といった、一人ひとりの“やりたいこと”を支えたいという思いがあります。

もちろん、UNITYとオステオパシーが同じ意味ということではありません。

ただ、今回オステオパシーの哲学や原則を学ぶ中で、自分がサロン名に込めた思いと共感する部分が多くありました。

「UNITYという名前にしてよかったな」

と、改めて感じた2日間でもありました。

技術を増やすだけではなく、考え方を深めていきたい

今回のセミナーを受講して、新しい技術を学ぶだけが勉強ではないと改めて感じました。

なぜ、その場所を確認するのか。

なぜ、その部分に触れるのか。

その施術を行うことに、どのような意味があるのか。

一つひとつの技術を覚えることも大切ですが、その背景にある考え方や原則を理解しようとすることも大切だと思います。

今回学んだ内容を、そのまま誰にでも当てはめるつもりはありません。

これまで学んできた解剖学や生理学、整形外科での経験とも照らし合わせながら、一人ひとりの状態に合わせて施術に生かしていきたいと思います。

今回が約半年間にわたるセミナーの第1回目ということで、これから学びが進む中で、自分の考え方や身体の見方がどのように変化していくのかも楽しみです。

おわりに

15年ほど前、たまたま書店で見つけた一冊の本。

最初は、

「オステオパシーという名前がかっこいい」

という、少し単純な理由から興味を持ちました(笑)。

そこから長い時間が経ちましたが、今回ようやく、以前から気になっていたオステオパシーの考え方に少し触れられたような気がします。

今回のセミナーで、オステオパシーのすべてが分かったわけではありません。

むしろ、その歴史や哲学、原則を知ったことで、これから学ぶべきことがさらに増えました。

知識や技術だけに偏らず、

「目の前の方を、どのようにみるのか」

ということも大切にしながら、これからも学びを続けていきたいと思います。

そして、今回学んだことを少しずつ日々の施術に還元していきます。

セミナーの後は、自由が丘を少しだけ

セミナーの後は、自由が丘のおしゃれなカフェにも立ち寄りました。

普段なかなか来ることのない場所なので、せっかくならと、少しだけ東京・自由が丘の雰囲気も感じてきました(笑)。

約半年間のセミナーはまだ始まったばかりですが、これからもしっかり学びながら、東京での時間も少し楽しめたらと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!😊

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