膝が痛いのに股関節をみる理由 〜変形性膝関節症と運動連鎖の関係〜

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UNITYボディコンディショニングの山崎です!

名古屋市東区芳野・森下駅近くで、
不調や痛みの改善を目指した
ボディコンディショニングサロンを運営しています。

目次

はじめに

膝が痛くて病院や整体に行ったとき、

「股関節も硬いですね」

と言われたことはありませんか?

膝が痛いのに、

なぜ股関節をみるのでしょうか?

実は、膝関節は単独で働いているわけではありません。

歩く、立つ、階段を上るといった日常動作では、

股関節・膝関節・足関節が連携しながら身体を支えています。

今回は、変形性膝関節症と股関節の関係について解説します。

膝関節は「中継地点」のような関節

膝関節は、

身体の上にある股関節と、

身体の下にある足関節の間に位置しています。

そのため、

股関節や足関節の動きが悪くなると、

その影響を膝関節が受けることになります。

例えば、

股関節の動きが十分に出ない状態で歩くと、

本来股関節が担うはずの役割を膝関節が代償することがあります。

このような状態が続くと、

膝関節への負担が徐々に大きくなっていきます。

変形性膝関節症では股関節の動きが変化する

変形性膝関節症の歩行を分析した研究では、

健常者と比較して、

股関節の動きにも特徴的な変化がみられます。

特に、

  • 股関節伸展角度の減少
  • 股関節伸展モーメントの減少
  • 股関節内転角度の減少

などが報告されています。

つまり、

変形性膝関節症は

「膝だけの病気」

ではなく、

歩行全体の問題として考える必要があります。

股関節が硬くなると膝に何が起こるのか?

歩行中、

股関節には身体を前に進める役割があります。

しかし、

股関節伸展が不足すると、

身体を前に運ぶ能力が低下します。

その結果、

膝関節の動き方が変化し、

膝周囲の組織への負担が増加する可能性があります。

さらに、

骨盤後傾や円背姿勢などの加齢変化も、

変形性膝関節症の歩行パターンと関連していることが示されています。

つまり、

股関節だけでなく、

骨盤や体幹も含めて評価することが重要なのです。

膝への負担を考える上で重要な「KAM」

変形性膝関節症の研究でよく登場する言葉に、

KAM(Knee Adduction Moment:膝関節内転モーメント)

があります。

KAMは、

歩行中に膝関節の内側へ加わる負担を表す指標です。

KAMが大きくなると、

膝内側へのストレスが増加し、

変形の進行や痛みとの関連が指摘されています。

そのため、

膝だけではなく、

股関節や骨盤の動きを改善することで、

結果的に膝への負担を軽減できる可能性があります。

なぜ当サロンでは股関節を評価するのか

膝が痛いからといって、

膝だけを施術しても十分な改善につながらないことがあります。

実際には、

  • 股関節の可動域
  • 骨盤の動き
  • 歩き方
  • 足関節の機能

などが影響しているケースも少なくありません。

そのため当サロンでは、

膝関節だけを見るのではなく、

身体全体のつながりを確認しながら評価を行っています。

まとめ

変形性膝関節症は、

単純に膝だけの問題ではありません。

歩行や立ち上がり動作では、

股関節・膝関節・足関節が連携して働いています。

そのため、

股関節の機能低下が膝への負担を増加させることもあります。

「膝が痛いから膝だけをみる」

のではなく、

「なぜ膝に負担が集中しているのか」

を考えることが大切です。

膝の痛みでお悩みの方は、

股関節や歩き方にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

【参考書籍・文献】

山田英司:変形性膝関節症の保存療法 運動と医学の出版社

OARSI Guidelines for the Non-Surgical Management of Knee Osteoarthritis

Bennell KL, Hinman RS. Exercise as a treatment for osteoarthritis.

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