股関節のつまり・痛みはなぜ起こる?

こんにちは!
UNITYボディコンディショニングの山崎です!
名古屋市東区芳野・森下駅近くで、
不調や痛みの改善を目指した
ボディコンディショニングサロンを運営しています。
硬さだけではない股関節の見方
「股関節がつまる感じがする」
「あぐらをかくと股関節の前が痛い」
「靴下を履くときに股関節が引っかかる」
「歩くと股関節だけでなく、腰まで重くなる」
このようなお悩みはありませんか?
股関節の痛みや違和感は、
単純に“股関節が硬いから”だけで起こるとは限りません。
股関節は、
骨盤・腰椎・太ももの筋肉・関節包・靱帯など、
さまざまな組織と関係しながら働く関節です。
そのため、股関節に痛みがある場合でも、
股関節だけを見れば良いとは限りません。
・骨盤の傾き
・腰とのつながり
・歩き方
・筋肉や関節包の硬さ
・股関節を支える筋力
こうした部分まで含めて見ることが大切です。
股関節は「動く」と「支える」の両方が必要
股関節は、
骨盤と大腿骨をつなぐ大きな関節です。
・歩く
・立つ
・しゃがむ
・階段を上がる
・靴下を履く
・車に乗り降りする
このような日常動作の多くに、
股関節は関わっています。
股関節には、
大きく動く役割があります。
一方で、
体重を支える役割もあります。
つまり股関節は、
“よく動くこと”と、
“安定して支えること”の両方が必要な関節です。
ただ柔らかければ良いわけではありません。
必要な方向に動き、
必要な場面で安定して支えられること。
これが股関節にとって大切です。

股関節のつまり感は、なぜ出るのか?
股関節の前側に、
「つまる感じ」が出る方は少なくありません。
特に多いのは、
次のような場面です。
・靴下を履くとき
・あぐらをかくとき
・しゃがむとき
・車に乗り降りするとき
・股関節を深く曲げたとき
このとき、痛みを感じる場所は、
股関節の前側かもしれません。
しかし、原因が前側だけにあるとは限りません。
股関節の後ろ側の組織が硬くなると、
股関節を曲げる動作の中で、
大腿骨頭が前方へ押し出されるように動くことがあります。
すると、
股関節の前側に負担がかかり、
つまり感や痛みにつながることがあります。
この場合、
痛い前側だけを揉んだり、
ストレッチしたりしても、
症状が戻りやすいことがあります。
大切なのは、
どの組織の硬さが、どの動きを邪魔しているのか
を確認することです。

股関節の前側が痛いときに考えたい組織
股関節の前側には、
さまざまな組織があります。
・腸腰筋
・大腿直筋
・前方関節包
・腸骨大腿靱帯
・鼠径部周辺の筋膜
・大腿神経周囲の滑走性
これらの組織が硬くなると、
股関節を後ろへ伸ばす動きが出にくくなります。
股関節が伸びにくくなると、
歩くときに腰を反らせて代償することがあります。
その結果、
股関節だけでなく、
腰に負担がかかることもあります。
反対に、
股関節の後方組織の硬さが、
前側のつまり感に関係することもあります。
つまり、股関節の痛みは、
「前が痛いから前だけが原因」とは限りません。
・前方組織
・後方組織
・骨盤
・腰椎
・歩き方
・片脚で支える力
これらを合わせて見ていく必要があります。
股関節と腰はつながっている
股関節を見るうえで、
腰や骨盤の評価はとても重要です。
股関節と腰椎は、
動作の中で互いに影響し合います。
股関節が硬くなると、
腰が代わりに動きすぎることがあります。
反対に、
腰や骨盤の動きが硬くなることで、
股関節に負担が集中することもあります。
このような股関節と脊椎の関係は、
Hip-spine syndromeという考え方でも説明されています。
簡単に言うと、
股関節と腰は別々ではなく、互いに影響し合う
という考え方です。
たとえば、
歩くときに股関節が後ろへ伸びない方は、
腰を反らせて歩くことがあります。
すると、
股関節の問題が腰痛として出ることもあります。
逆に、
腰や骨盤の動きが制限されていることで、
股関節の前側に負担が出ることもあります。
だからこそ、股関節の痛みでは、
股関節だけでなく、
腰・骨盤・歩行まで含めて見ることが大切です。

「痛い場所」だけで判断しないことが大切
痛みの場所は、
とても大切な情報です。
しかし、痛い場所だけで
原因を決めつけることはできません。
股関節の周りには、
多くの組織があります。
・関節包
・靱帯
・筋肉
・腱
・筋膜
・神経
・血管
また、深い部分の痛みは、
本人でもはっきり場所を示しにくいことがあります。
そのため、股関節の評価では、
痛みの場所だけでなく、
次のような情報も丁寧に確認します。
・いつ痛いのか
・どの動作で痛いのか
・動き始めが痛いのか
・深く曲げると痛いのか
・歩いていると痛いのか
・長く座った後に痛いのか
・安静にしていても痛いのか
急に強い痛みが出た場合や、
安静時にも強く痛む場合は、
医療機関での確認が必要なこともあります。
一方で、
数ヶ月以上続く違和感や痛みでは、
関節の硬さや動き方の問題が関係していることもあります。
股関節の痛みは「筋力低下」だけでも説明できない
股関節の痛みがあると、
「筋力が弱いから鍛えましょう」
と言われることがあります。
もちろん、
股関節を支える筋力は大切です。
特に、片脚立ちや歩行では、
股関節周囲の筋肉が身体を支えています。
しかし、痛みがある方に対して、
いきなり筋トレだけを行えば良いとは限りません。
なぜなら、
関節の動きが制限されたまま筋肉を使うと、
余計に負担がかかることがあるからです。
股関節には、
動くための柔軟性と、
支えるための安定性の両方が必要です。
そのため、
股関節の痛みでは、
・関節がどの方向に動きにくいのか
・どの組織が硬くなっているのか
・どの筋肉が働きにくいのか
・歩行や片脚立ちでどう代償しているのか
これらを確認したうえで、
必要な運動を選ぶことが大切です。
股関節の動きが悪いと、歩き方にも影響する
股関節は、
歩行にも大きく関わります。
歩くときには、
股関節が前に曲がるだけでなく、
後ろへ伸びる動きも必要です。
股関節が後ろへ伸びにくくなると、
歩幅が狭くなることがあります。
また、代わりに腰を反らせたり、
骨盤を大きく動かして歩いたりすることもあります。
すると、
股関節だけでなく、
腰や膝、足首にも負担がかかりやすくなります。
股関節の痛みを考えるときは、
寝た状態での可動域だけでなく、
実際の歩き方も大切な情報になります。
UNITYで大切にしている股関節の見方
UNITYボディコンディショニングでは、
股関節の痛みやつまり感に対して、
痛い場所だけを見ることはしません。
股関節の動きだけでなく、
身体全体のつながりを確認します。
特に大切にしているのは、
次のような部分です。
・股関節の可動域
・骨盤の傾き
・腰椎との連動
・股関節前方組織の柔軟性
・股関節後方組織の柔軟性
・片脚立ちでの安定性
・歩き方
・日常生活やスポーツ動作での使い方
股関節は、
ただ柔らかくすれば良い関節ではありません。
必要な方向に動き、
必要な場面で支えられることが大切です。
そのため、施術では、
筋肉や関節周囲の硬さを確認しながら、
関節・筋膜・骨盤周囲の状態を整えていきます。
また、必要に応じて、
ご自宅で無理なく続けられるセルフケアもお伝えします。
まとめ
股関節のつまり感や痛みは、
単なる硬さだけで起こるとは限りません。
・股関節の動き方
・骨盤の傾き
・腰との連動
・筋肉や関節包の柔軟性
・歩き方
・片脚で支える力
こうした要素が重なって、
股関節に負担がかかることがあります。
特に、股関節の前側につまり感がある場合でも、
後ろ側の組織の硬さや、
腰・骨盤の動きが関係していることがあります。
痛い場所だけを見るのではなく、
なぜそこに負担がかかっているのか
を丁寧に見ていくことが大切です。
股関節の痛みやつまり感でお悩みの方は、
一度、ご自身の股関節の動き方を見直してみても良いかもしれません。
名古屋市東区・森下駅近くで、
股関節の痛みや動きにくさにお悩みの方は、
UNITYボディコンディショニングへご相談ください。
【参考書籍】
熊谷匡晃:股関節拘縮の評価と運動療法.監修:林典雄,浅野昭裕.運動と医学の出版社,2019.

